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● ほうれん草には2つある
今がまさに旬な野菜といえば、ほうれん草。
スーパーに行けば、これでもかというほどの量があり、
私達も利用することが多い野菜。
そのほうれん草に、2つの種類があることをご存知だろうか。
● 西洋と東洋
ほうれん草には、西洋種と東洋種がある。
日本で栽培されているものは、ほとんどが西洋種だ。
理由は、いたって簡単。
生産しやすいという、作り手にとってもとても都合の良いものだから。
● 価格の付け方
通常、農産物の値段は、
1パックをどれくらいにしたいかという、価格付けではない。
1つの畑でどれくらいの種を植えて、
どのくらいのコストを欠けたかを計算した上で算出される。
低価格を余儀なくされている作り手。
特にほうれん草は、種をすき間を空けずに植えて、
1つの畑で多くのものを栽培しようとする。
そんな環境の中で、西洋種のほうれん草は、すきま無く植えられて、
茎もまっすぐ上に立つ品種のため、大量生産向きとして全国の作り手に受け入れられている。
● さらに
この西洋種は、見た目もよく、購入する人からも喜ばれるものとなり、
ほうれん草は、「まっすぐでキレイなもの」としての認知を受けることになった。
それとは裏腹に廃れていくほうれん草があったことを、 あなたはご存知だろうか。
● 東洋種の再来
それは東洋種のほうれん草。
西洋種に押されてしまい、今では少量の栽培になってしまった。
少なくなってしまった理由は、
西洋種と比較すると、2倍以上もコストがかかりやすいということ。
● 密集可能な西洋種
西洋種は、上に葉や茎が立って、成長するので、密集型の栽培が可能だ。
東洋種は、葉や茎が地面を這うのように、広がって成長する。
1つの種から育つためには、面積が2倍以上も必要となり、
たくさんを栽培することが出来ないものだから。
でも、東洋種の方が、断然にある味が勝っている。
● 茎がうまい
それは、甘みの強さ。
「葉物野菜の中で、ここまで甘みを感じることが出来るとは」
最初に食べた人は、誰しも思うほどの甘み。
それも、葉よりも、根元を食べたときの甘さは格別のものだ。
自分も最初に食べたときは、既成概念の破壊かと思うほどのものだった。
作り手に話を聞きにいったら、「葉でさえ、鳥に突付かれる」と頭を抱えていた。
それが生産コストが高くなってしまうために、どんどん失われようとしている。
● 探し出せ!
低価格が至上主義のスーパー。
価格が高くなるものを販売することは、無いに等しい。
それでも、本当に美味しいほうれん草を食べたいというのではあれば、
東洋種のほうれん草ははずせない。
この愛知県でも、ごくわずかしか栽培されていない幻のほうれん草。
幻は、冬の今しか見つからない。
だからこそ、もし見つかったらとして、絶対に食べて欲しい逸品の一つ。
一口食べれば、「冬にはほうれん草」と間違いなく、思うだろう。
東洋種の根元を食べたときに、きっとあなたの中で、何かが変わる。
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