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Home > ソムリエ > 「スピード命の枝豆」



● ビールに合うおつまみと言えば


先日、山形県に行ってきた。
山形県と言えば、「さくらんぼ」というイメージが強いだろう。


でも、私が見てきたのは、「枝豆」。


それも普通の枝豆ではない。
この山形県には「だだちゃ豆」という最強の枝豆がある。

出荷スタートは8月からだが、その旨さは表現するにも難しいほど、ウマイ。


● 枝豆の収穫

枝豆はスーパーでも販売されている。
昨日も、買い物をしながら、枝豆の販売コーナーを眺めていた。


また悲しくなってしまった。


鮮度保持の機能がある、Pプラスという袋に入っているのだが、
常温のオープンケースに山積み。

これでは、作り手が泣いてしまう。


枝豆の収穫は午前3時ごろからスタートする。
それから豆を収穫して、選別し、それから洗濯機に入れる。

枝豆の「さや」には毛がたくさん付いている。
それを洗濯して、キレイに毛を取るのだ。

その後、すぐに袋詰めをして、市場に持ち込む。

その仕事は午前6時には終わるという。


● 鮮度が命

枝豆は外見からは、あまり変化が見れない野菜。
でも、作り手からみると、たった数時間で劇的に変化するという。


その変化するのは、味。


時間が経てば、全く美味しくなくなってしまう。
だから、収穫して、すぐに出荷。

一粒、口の中に入れたときの、インパクト。
産地で味わったが、全く違う。


きっちりとした温度管理と、時間によって枝豆の美味しさは、間違いなく変化した。


あの美味しさをご家庭で出そうにも、それだけしっかりと管理をしないと出せない。
ましてや、常温に置いてあるスーパーなんて、ナンセンスだ。


● 美味しい枝豆の見分け方

と言っても、外見からはほとんど見分けが付かないのが枝豆。
私も名前で選んでしまっている。

このメルマガを読まれている方も、色んな産地のものを食べられることだろう。
だから、購入したときに、一度試して欲しいことがある。


枝豆を一粒だけ、生で食べるという事。


これをするだけで、その枝豆が美味しいか、美味しくないかが、はっきりと分かる。

もし、豆が苦かったら、それは化学肥料を大量に使用して、育ったもの。


正直に言おう。
それは美味しくない。


生で食べたときに、苦くないものだったら、その産地の名前を覚えておいて欲しい。
生で食べられるものこそ、本当の枝豆なのだから。


● これだけやれば、美味しくなる!

素材がよければ、それだけ美味しくなることは自明の理。
そうは言っても、料理で何とかできることもある。

気をつけることは3つ。

1・塩分4%の水にする
2・ゆで時間は3〜5分
3・冷風で一気に冷やす


1は塩の量。
手間をかけたい人は、枝豆の両端を切って、塩を入れて、もみ込む。
そして、茹でるわけだが、このときに塩を入れる量を間違えてはならない。

塩分4%はもみ込むときに使う塩と、茹でるときに使う塩をあわせた量。

枝豆が250gとするならば、水が1L。
1Lの水に対して、4%の塩分量は40gとなる。(小さじ8杯)

もみ込むときに10gを使えば、茹でるときは30g。

塩分量4%。これが鉄則。


2は茹ですぎないということ。
短時間で茹でないと、旨みが茹で汁の中に逃げてしまい、
美味しさがなくなってしまう。


3はうちわで扇いで、枝豆の熱を取り除く。

これで美味しい枝豆が出来上がる。


● 究極の手抜き「枝豆」

暑い夏にそんな事をしていられるかという「あなた」。
これこそ、究極の枝豆の作り方を教えよう。

考え方は先ほど述べたとおり。

ただ、

1・枝豆をボールに入れて、塩を降りかけて、1時間置く。(塩分は4%に注意)
2・塩分4%で茹で上げたら、ざるに上げて、1時間以上置く。

これでも立派に美味しい枝豆になる。
どちらをしても、美味しい枝豆。


両方試してみて、お好みの味を探っても面白いだろう。


「枝豆を食べるならね・・・。」と多くの事を教えてくれた作り手。
あのときの目の輝きを絶対に忘れはしないから。

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