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Home > ソムリエ > 「生で食べたいとうもろこし」



● スーパーの陳列を見て

先日、スーパーに行った。
そこには、夏野菜の代表選手「とうもろこし」が2本1組をラップで包んで、
ドーンと山積みにされていた。

その光景はどこのスーパーでもよく見られる。

毎年、その姿を見ていると、私はとても悲しくなる。
とうもろこしにとって、一番最悪な保管状況だから。


● とうもろこしの収穫

とうもろこしの収穫時間を知っている人はいるだろうか。

実は、午前2〜3時からスタートして、
頭にはアンコウの提灯のように、ライトをつけて、とうもろこしを収穫する。

すべての作業を終えるのは、おおよそ午前8時。
外気温が上がりきらないうちに、終えなければならないのだ。


● 魚と同じ扱い

とうもろこしは収穫すると、急激に温度が上がってくる。
それも、持っていると熱い!と感じるほど。

人間がキズを負ったときに、傷口に熱が集まり、傷を治そうとする。
それと同じで、熱を持って、切り取られた部分を治そうとするのだ。

しかし、それによって、とうもろこしが持っている糖分が失われて、
さらに、栄養も同時に無くなってしまう。

収穫して、常温で保管すれば、半日で栄養と美味しさは半減してしまうのだ。

それを知っている作り手は、収穫したら、すぐに冷蔵庫に入れる。
熱を持たせないようにすることで、とうもろこしの美味しさを損なうことなく、
生で食べても美味しいとうもろこしに仕上げる。

つまり、魚の鮮度を保持するのと、同じ意識で取り扱う必要があるのだ。


● 野菜ソムリエの裏技

そうは言っても、朝取りで、冷蔵ケースに入れて販売しているところは見たことがない。
もし、そんなスーパーが存在すれば、間違いなく、生で食べてもいいだろう。


現在、販売している形態で購入するときのポイントを挙げると、

1 皮とヒゲが付いていること
2 ヒゲが茶色くなっていること
3 重量がズッシリとあるもの


1は調理のときに、とても役立つ。
ゆでるときは、皮を取ってしまう人が多いが、それをすると美味しいものにならない。
皮をつけて、ゆでることで、旨みがお湯に溶け出すのを防ぎ、より甘いものになる。

またヒゲをつけて、ゆでるだけで、とうもろこしの黄色がさらに鮮やかになるのだ。


2は完熟している証拠。
作り手はヒゲの色で、収穫するかしないかを判断する。
未熟なものはヒゲが緑色になっている。


3は水分量が多く、口の中で弾けるような食感を楽しむことが出来るものだ。
まさに、プチプチという表現がそのまま口の中で味わえるもの。

たった、これだけで劇的にとうもろこしが変わってくる。


でも本当は生で食べられるものを販売して欲しい。
一度でも生で食べてしまったら、二度とゆでようなんて、思わなくなるから。






【読者の方からのご意見】

あべまゆみさんから

>そうそう、とうもろこし。
>うちも、皮を1枚だけつけたまま茹でてます。
>全然味が違います。
>沸騰したお湯に2分半。
>早めに鍋からあげる。そこがポイント。

>きっかり2分半。

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