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● 出会った瞬間
初めて出会う人。 そのときに、必ず挨拶を交わす。さらに、名刺交換。
頂いた名刺で最もインパクトがあったもの。 それはある肩書きだった。
「百姓」
たった、これだけと名前が書いてあるだけの名刺。
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自慢じゃない
「わしは百姓だよ」
と胸を張って、答える。 その姿に思わず、「カッコいいですね」と言ってしまった。
「それしかやってこなかったから」
茶目っ気たっぷりに話をしてくれる。 「百姓」という文字が、心地よく聞こえた。
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今の世の中
若い作り手に言われたこと。
「コンパで百姓って言うとバカにされるんです」
そういいながら、さびしい顔をする。
若い女性に、「百姓」という言葉は、とてもマイナスに聞こえてしまい、 いつまでの「嫁」が来ないという現実を突きつけられる。
● 百通りの生き方
「百姓」の名刺を渡してくれた作り手。
「百姓は、文字通り、百通りの生きかたが存在する」
と言いながら、ポツポツと話を始める。
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色んな生き方
百姓という言葉は、人それぞれで全く意味が違ってくる。
お金を儲けたい人。 食べ物を育てていると思っている人。 食べてくれる人の命を守っていると思う人。 見た目がキレイなものを育てたい人。
などなど、同じ百姓でも進むべき道は全然変わってくる。
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他に何もやってこなくても
他の人からは、見下されてしまう時代。
その中でも、自分は百姓だと正々堂々と答えるのは、 それだけのことをやってきた証。
あなたがもし、名刺に名前と肩書きを載せるとしたら、 どんな肩書きにするのだろう。
たった二文字に込めた人生。 それに負けないものを載せることが出来るのだろうか。
自分の名刺を見て、「野菜ソムリエ」の文字がそれになるように。 自分の名刺が、人にたくさんのことを伝えられるものになるために。
今から必死に生きてみないか。
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