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● こんな質問を受けた
「きのこの賞味期限って、どれくらいなのでしょうか?
包材にも印字されていないので。
これって、印字することって、できないのでしょうか?」
思わず、考え込む野菜ソムリエ。
上記の問いについて、言い換えるならば、
「ほうれん草の賞味期限がどのくらいなのでしょうか?」
という事を全く同じ。
賞味期限や消費期限なる「期日」が印字されている、世の中。
それに、おかしさを感じているのは私だけでしょうか?
● 食卓に有ったもの
小さい時に、必ず食卓にあったもの。
それは、母が手作りをしてくれた煮物たち。
2〜3日もすれば、もっと美味しくなって、また食べたくなる。
でもそのうちに、残っていると、どうしても傷み始めてくる。
一口食べたとき、「何かおかしい」と感じて、母にその旨を伝えると、
一口食べて、「こりゃだめだね」といって、食卓から下げていた。
今思えば、あれは一つの経験だった。
痛んだものを、痛んだものとして判断するために、母と一緒になって考える。
おかげで、今はその判断が出来るようになった。
● 怠ける脳みそ
これと反対のことが、車のナビゲーションシステム。
昔は道を完全に熟知していたのに、これを使い出したら、
全く道を覚えなくなってしまった。
ナビを使えば、とても楽。
遠距離のドライブには欠かせないと言っていい。
でも、その反面、頭の機能を退化させているのは、間違いない。
その理由は、自宅に帰る道程度なのに、思わずナビをセットしてしまうから。
指示が無いと不安になってしまう。
便利になれてしまったら、それに頼らざるをえなくなる。
賞味期限も同様。
それが無いと生きていけなくなる。
● だから、ソムリエは提案します
「賞味期限切れのものを食べてみる」というは言わないけど、
どのような状態になっているのかを確認してみる。
表示はあくまで、表示。
最後の判断は自分の舌で決めてみる。
「危険だ!」と言われるかもしれないけど、
危ないものを食べているのに、危険と判断できない舌を持っているほど、怖い事はない。
昔から、人間は、自分の舌で安心か危険かを判断してきたはず。
何でも頼る人にならないように、今からどんどん体験してみてはいかがだろうか。
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