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● みかんを食べていますか?
2005年の10月、秋。
今年初めての極早生品みかんを食べたときのこと。
酸味が無くて、甘さが際立っていた。
極早生は、元々酸味が強い品種のはずが、既に甘さだけの状態。
今年のみかんはおかしさを持っている。
あなたは、今年のみかんの味について、どんな感想を持ちましたか?
● みかんの居場所
私が小学生だった頃の話。
みかんは必ず「こたつ」の上にあった。
あの時の娯楽3点セット。
「こたつ、テレビ、みかん」
こたつに入りながら、テレビを見て、みかんを食べる。
これが、究極の娯楽だった。
気が付いたら、みかんが皮だが残ってしまい、、母親にみかんを頼んでいた。
「家族団らんの真ん中にみかん」
それが日本の家庭には当たり前だったのが、今、みかんが減りつつある現実がある。
● みかんの消費が落ち込んでいる
こちらの表を見て欲しい。
平成15年食料需給表 (項目別累年表)
このファイルは農水省で公開されているもの。
その中に、みかん消費量を示すシートがある。
記録されている期間は昭和35年〜平成15年まで。
昭和45年前後から昭和60年前まで、約20kg程度の消費量だったのが、
平成に入り、どんどん落ち込んでいる。
平成15年で見てみると、約7kg。
ピーク時のたった4分の1。
● その代わりに
りんごはほとんど変わらないのに、みかんの消費は減っている。
なぜ減ったのかを見てみると、海外からの輸入が一気に増大したから。
全体の果物消費量が増えていても、みかんが一気に落ち込んでしまった。
「色んな海外産の果物が輸入されたから」という理由だけではない。
私はある変化が、そこにあるのではないか、と思っている。
● だから、ソムリエは提案します
この数値が見ていると、そのように思えてならない事がある。
それは、「日本人の家族団らんが、少なくなってしまったのではないか」と言う事。
上記もしたが、私が小学生の時、みかんはコタツの上に必ずあった。
それを食べながら、テレビを見て、親や兄弟達と一緒に話をしていたのを思い出す。
今だから言えること。
「こたつの上にみかんがあることで、家族を繋ぎとめていた」と。
みかんだけで大げさと言われるかもしれない。
でも、そのみかんが、コタツの上から消えてしまっていると私は思う。
それと共に、家族との大切な団らんが、
今、失われてしまっているように思うのは、私だけなのだろうか?
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