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● 農薬だけでいいのですか?
農産物の安全性。
これほど、消費者から注目されている時代は他に無い。
「どこどこ産の野菜に残留農薬が基準値以上を検出しました」
基準を超えると、すぐにテレビで報道をされたりする。
確かに、自分の目では判別できないから、そのような報道はとても大切かもしれない。
でも、農薬だけを言い続けていることに、
そろそろおかしいと感じている人はどれだけいるだろうか?
農薬は悪という考え方を。
それ以上に問題となっていることが、今起こっている。
● 化学肥料を使うこと
近代農業は、「化学肥料」によって築き上げられてきたと言っても過言ではない。
これは魔法の薬。
ちょっと使うだけで、野菜が大きくなったりする。
作り手から見れば、一つの畑から多く収穫したいと思っている。
同じ面積で、収穫量が10トンと20トンだったら、誰でも20トンを選んでしまう。
その方が多くの収入を得られる可能性が高くなるから。
だからこそ、化学肥料は近代農業には欠かせない代物となった。
● 肥料を考える
今の農業でもっとも使われている肥料は、「窒素、リン酸、カリウム」。
この中で、農産物を大きくする役割をしているのが、「窒素」。
びっくりするほどの差になってしまう。
それが無ければ、収穫量が激減してしまうほど。
価格がすべての取引になってしまったから、その使用が絶対条件になっていた。
● 硝酸帯窒素という問題
「過ぎたるは、及ばざるが如し」。
こんな名言は誰でも知っているだろう。
それが、農産物に現実となっている。
硝酸帯窒素というものがある。
これは、人間の体の中で、たんぱく質とアミノ酸と結合して、
「ニトロソアミン」という強力な発がん性物質を作り出す。
さらに、血液中の酸素を運ぶ「ヘモグロビン」が酸化し、
酸素を運ぶ能力を低下させる。
大量に硝酸帯窒素を摂ると、強烈な中毒症状も引き起こしてしてしまう。
そんな物質が大量に、今の農産物には入っている。
それは、大量に使用した「窒素」肥料の影響。
● 使いきれない硝酸帯窒素
もともと、窒素肥料は、植物が取り込もうとすると、
硝酸帯窒素という形で取り込んで、たんぱく質を作る。
適正に使われているなら問題はないけれど、経済性を重視するあまり、
必要以上に与えた結果、植物が使いきれない硝酸態窒素が残ってしまった。
悲しいけれど、これが現実の問題。
農薬ばかりを見るだけでなく、もっと大きな視野で見る必要がある。
あなたはどんな風に農産物を見ていますか?
硝酸帯窒素の問題は語ることが多い。
また機会を改めて、この問題をお伝えしたい。
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