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● 今の野菜の実態
北海道から来た知人と名古屋駅で食事をした。
高島屋にある自然食と言われる飲食店に入った。
自然卵や野菜などの言葉が踊っている。
確かにそのような文字があると、とても体に良いように思う。
でも、その野菜が本当に体に良いかは誰も見ていない。
● 栄養不足の野菜たち
ここに、こんなデーターがある。
日本食品標準成分表という書籍をご存知だろうか。
これは人の生命や健康を支える上で、
基本的な物質である食品成分の基礎データーを掲載している。
カルシウムを年度で比較してみると、こんな数値が出てくる。
| 年度 |
玉ねぎ |
じゃがいも |
母乳 |
| 昭和20年度 |
30 |
15 |
58 |
| 平成17年度 |
21 |
3 |
27 |
| 昭和20年度と比較 |
70% |
20% |
47% |
(100g/mgの数値)
これは、この品目や成分だけに限ったことではない。
野菜は昔と比較して、その力が無くなってきているのだ。
● おまえは何を食べている?
長野県塩尻市で、ぶどうや梨を栽培している人に会ったときのこと。
唐突に次の質問がぶつけられた。
「お前が食べているものは何だ?」
その問いに、即答することが出来なかった。
お米や野菜だと言ってみたが、答えは違った。
その時に言われたことは、
「俺達は土を食べて、生きているのだよ」と。
● 土を食べるという考え
植物は土から生まれ、土にある栄養を吸収し、生長する。
その中でお米や野菜や果物を人間が食べている。
つまり、私達は土を食べているのと同じなのだ。
その人曰く、「土を軽々しくしていたら、絶対にいいものは出来ない」。
その答えが、あの成分表。
消費者が安いものを欲しがり、それを作り手が作り出す。
その結果、中身の薄いものが、この世に生まれている。
● 野菜だけでなく母乳さえも
子供を母乳で育てる事。
これはとても素晴らしいことだ。
でも、今の母なる乳はその力を低下させてしまっている。
中身の薄い食べ物が多くなり、
それを摂取することで、自分から生まれるものも弱くなっている。
これからどうするべきか。
値段の高いものを食べれば、問題は解決するのか。
ただ一つだけいえることは、値段の安いものを食べ続けていけば、
中身の薄いものしか摂取することが出来ないということ。
野菜を食べれば、健康になる。
確かにそうかもしれないが、今一度その中身を考える時が来ているように思う。
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